『坐禅入門』制作裏話
がっびーッん。あやうく表紙は、このようなキッチュなデザインになるところでした。

いやはや、やばっこい、やばっこい。イラストと私の写真を合成したものを表紙にしたいという要望を受けた時点で、既になんとも不穏な空気は漂っていた・・・ッ。 そのような路線で行くならいっそのこと、思い切りヘンテコにしてやるのじゃよー、という具合でヘンテコなイラストを描きました・・・、ら、出来上がりし絵がこれなりき。
いくつか案があったなかで「これが一番良いのではないか」という話を聞いたときは、少しめまいが・・・ッ。 自ら描いた絵ながら、「浄化」というより、精神が分裂しそうなキッチュさと申さねばなりますまい。
相当の我が侭を申しまして、何度も何度もやり取りを重ねながら、今の形(*右図参照)へと変更してもらったのでありましたとさ。安心ッ、安心ッ。
タイトル
あやうかったのは表紙のみならずッ。 あやうくもタイトルは『今日からゴキゲンになれる坐禅入門』というものになるところでありました。 ゴ・・・、ゴキゲンはちょっと、なあ・・・。いやはや、坐禅をしている最中に気分が盛り上がってきてゴキゲンになり、野外レイヴにでも繰り出したくなるような感じでしょうか。
編集サイドとさまざまな駆け引きが繰り広げられました結果、両者の妥協ラインとして、一冊目の本のパロディみたいな書名におさまりました。 「浄化」という言葉はいくぶんアレな感じがいたしますながら、心を浄化=綺麗にすることことは仏道の本義でありますから、ま、いいか、と納得した次第であります。
衿合わせ
あいやー、女性の着物姿をよく観察していなかった証拠であります。カバー用に描いた女の子のイラストは、衿袷が左右逆になっています。

「女性は男性と反対のはずッ」という先入観に負けていましたものの、和服の場合は男女ともに同じなのですって。
しかも・・・ッ、右側を前にするのは「死に装束」を意味するのだそうでありまして、期せずして幽霊ということになっちまいにけり。 いやはや、幽霊もまた、良し。
印刷直前に描き直したのですけれども、ミスにより元のままの死に装束のものが刷り上がってしまった模様であります。 そろそろ重刷になるらしいですから、第二刷では左右描きなおしたものに変わっていることでしょう。
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